使う人のニーズに合わせて、より機能的で安全、しかもインテリア性を兼ね備えたキッチンづくりを企画・提案するのがキッチンスペシャリストの仕事です。キッチンに立って仕事をする人に対してありとあらゆる面をサポートいします。結婚後も続けられ、主婦としての経験やセンスが生かせるので、プロとして活躍する人の半数以上が女性です。
キッチンスペシャリストってどんな仕事?
キッチンスペシャリストの主な仕事は、お客様の要望に合わせて、よりよいキッチンづくりを提案することです。使う人のライフスタイルや家族構成、体の大きさなど、ありとあらゆる要素を考慮した上で、調理のしやすさ、安全性などはもちろん、インテリアとしても優れたキッチン空間をプランニング、プロディースします。具体的には、設備や家具のレイアウト、カラーコーディネートなどを行いますが、豊富な商品知識も欠かせません。設計・施工の知識はもちろん、常に新しい知識を積極的に吸収しようとする前向きな姿勢が必要です。資格がなくてもできる仕事ですが、、(社)日本住宅設備システム協会が、1988年から資格認定制度を設けています。設計・インテリア業界における注目度はかなり高いので、取得しておけば就職や転職の際に有利となるでしょう。
キッチンスペシャリストの活躍の場は?
キッチンの機器メーカー、設計事務所、工務店、リフォーム会社などがおもな活躍の場となります。キッチンスペシャリストになるための勉強をするには、専門学校に通ったり、そうした会社に見習いとして入ったりするのが一般的です。いずれにせよ資格を所得しておけば、プロとして活躍できるチャンスがつかみやすく、また、現在、仕事についている人の場合は、待遇面でのレベルアップや昇格が期待できます。
実務経験をしっかり積んで腕を磨けば、フリーのコーディネーターとして活躍する道も開けるでしょう。食に対する関心の高まりとともに、キッチンをより使いやすく、快適な空間にしたいというニーズは高まる一方です。料理好きな人がキッチンを使いやすくしたちというニーズは高まる一方です。新築時のプラン作成はもちろん、リフォームの需要も着実に増えており、活躍の場はますます広がっていくでしょう。
こんな人にベストマッチ
お客様の要望を的確につかんでプランに反映させるためには、やはり、自分も料理が好きで経験も豊富なことが望まれます。さらに、より居心地がよく使いやすいキッチンにするためのアイディアを、普段の生活の中なら見つけ出そうとする発想力やセンスも欠かせません。ちょっとした「気づき」が仕事に繋がるケースも少なくありません。
また、接客業務が主体となるので、人と話したりするのが好きで、誠実な態度で応対できる人に向いています。生活経験をそのまま仕事に生かすことができ、年齢制限もないので、女性が一生続けていくに最適の仕事です。
仕事に就くまで
- 専門学校などで勉強
- キッチンメーカー、設計事務所などに見習いとして実務経験を積む
- 「キッチンスペシャリスト」の認定試験を受験、合格
- 「インテリアコーディネーター」二次試験を受験、合格
- キッチンメーカー、設計事務所などに就職・転職。実力しだいでフリーへの道も
- 昇格、昇給に役立てる
キッチンスペシャリストの資格取得方法
受験資格
学科・実技を同時に受験できるのは、満23歳以上、または23歳未満で実務経験3年以上の人。学科のみ受験する場合は、年齢、実務経験を問わない。年齢や受験準備の状況などに応じ、次の3受験コースから選択できる。
- 総合コース:学科・実技両方を受験
- 学科コース:学科のみ受験
- 実技コース:学科合格後(免除期間は3年)、実技のみ受験
試験内容
- 学科:住居と食生活、キッチン空間・機能・設計施工・販売に関する知識
- 実技:図面を含む企画提案に関する筆記試験
試験日
11月下旬
問い合わせ先
(社)日本住宅設備システム協会
〒104-0032 東京都中央区八丁堀1-3-2 佐藤ビル5F
TEL 03-5540-4433
http://www.jhesa.or.jp/評判のキッチンスペシャリストに関する本
キッチンスペシャリスト
posted by woman at 14:34
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建築・インテリア